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研 究 内 容


 ストレスと言うと多くの人は精神的なものを連想するが、私たちの体を構成する細胞でも内的および外的要因から発生する様々なストレス(例えば、高温・低温、低酸素、栄養飢餓など)に曝されることがある。ゆえに細胞は進化の過程で多種多様なストレスに対して順応できる分子メカニズムを発達させてきた。そして、このメカニズムは分子生物学の発展ともにストレス応答機構として盛んに研究されてきた。しかしながら生物個体レベルでの生理的な環境下における細胞ストレスおよび応答反応には、まだまだ多くの未解明な部分が残されている。そこで本研究では細胞ストレス応答反応の生体(特に哺乳動物個体)レベルにおける分子生物学的理解を目的とした研究を行う。さらに研究の応用や発展的理解のためにストレス耐性または順応性の細胞および動物の作出を目指す。対象とする細胞ストレス応答は小胞体(細胞内小器官のひとつ)に構造異常タンパク質が蓄積することで生じるとされている小胞体ストレス応答を中心とするが、他のストレス応答とのクロストークも期待し、熱ショックストレス応答、低酸素ストレス応答、および酸化ストレス応答の解析も積極的に行っていく。これまでの細胞ストレス研究の多くは酵母菌や培養細胞を用いて試験管レベルで、かつ非生理的なストレス誘導剤などを用いて行われることが多かったが、本計画では動物個体レベルで、かつ生理的に生じているストレスに着眼した研究を行っていく。これは本計画の大きな特徴のひとつであり、生体内で生じている真のストレス応答反応やこれまで見つけられなかった応答反応を浮き彫りにしてくれると期待している。もうひとつの特徴はストレスに強い細胞やマウスの作製であり、これは今まで行われてきた研究の発展的理解のために重要であるし、何より疾患予防・治療の観点からも基礎研究から実用性研究へと飛躍する可能性を含んでいる。医療の進んだ日本でも、まだ多くの人々を苦しめる難病が存在し、その中には細胞ストレスが原因のものもあると考えられている。ストレス応答分子の活性化によるストレス耐性体の作出が可能になれば、疾患に関連するストレスの解消または緩和、つまりは疾患治療への重要な知見が得られるであろう。図1はこれまでの研究を、図2はこれからの研究を表現したものである。

岩脇 隆夫

講師

先端医学・生命科学研究チーム

医学・生命科学分野